エシカル消費とは?具体例と併せて簡単に解説!

  • 2022年12月28日
  • 2023年8月28日
  • SDGs
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「エシカル消費」という言葉をご存知でしょうか。

近年、「SDGs」や「サステナビリティ」という用語とともに注目を集めるようになった言葉です。

 
エシカル消費についてよく知らないな…
 
これから実践したいけど、具体的にはどうすればいいの?

このように思う方に向けて、今回は以下の内容を解説します。

  • エシカル消費の意味
  • エシカル消費のメリット
  • エシカル消費の具体例
  • エシカル消費の需要

エシカル消費とは

「エシカル消費」とは、「地域活性化・雇用までをも含む、人・社会・環境に配慮した消費行動」のことを指します。

また、「エシカル消費」は「倫理的消費」と言い換えられることもあります。

通常、一般消費者が店舗などで商品やサービスを購入する際には、自分が必要と考えている商品やサービスを受けるために、消費行動をします。

社会的意義のある支出というのは、もちろん消費者にとって「あり得ない出費」ではありませんが、それはどちらかというと消費行動というよりは「募金」や「支援」といった、消費を伴わない行動に向けられることが、多いといえるでしょう。

こうした「公益目的での出費」ではなく、「自らの消費行動について、社会的・環境的配慮をした出費」をするというのが、エシカル消費の考え方です。

日々の消費行動、例えば買い物などを通して、現在人類が直面している様々な問題に対して、消費者一人ひとりの立場からアプローチしていくというステップが、エシカル消費なのです。

このエシカル消費については、2015年9月に国連で採択された、「持続可能な開発目標(SDGs)」の、17個あるゴールのうちの、ゴール12に関連する取り組みとされています。

エシカル消費のメリット

では、エシカル消費にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

企業と消費者の視点からそれぞれ解説します。

企業のメリット

近年、企業もエシカル消費に取り組んでいるかが注目され始めています。

企業のエシカル消費の取り組み方として、自社で使用している消耗品や、生産に必要な材料の調達先を環境に配慮するなどが挙げられます。

では企業にはどんなメリットがあるのか、以下の2点をご紹介します。

  • 企業イメージの向上
  • ビジネスチャンスの獲得

企業イメージの向上

人・社会・環境に配慮した活動は、多くの人に好印象を与えます。

そして、好印象を与えられる相手は消費者だけではありません。

投資家からのイメージアップも期待できるのです。

これは、最近のトレンドの投資手法となりつつある「ESG投資」が関係しています。

ESG投資とは、投資先の企業が環境や社会などに配慮しているかを投資の判断基準とする手法です。

エシカル消費を行う企業は、ESG投資を行う投資家からの評価や信頼につながると言えるでしょう。

★ ESG投資について詳しく知りたい方はこちら!

ESG投資とは?意味や事例、始め方を簡単に解説!

ビジネスチャンスの獲得

エシカル消費は、新しいビジネスチャンスにつながることがあります。

エシカル消費のように環境問題や社会問題を解決する施策には、今までにない製品や生産スタイル、流通の仕組みが必要です。

そして、それらを生み出すためには既存のビジネスに囚われない視点が重要となります。

既存のビジネスに囚われないことで、新しい分野のビジネスを始める糸口になる可能性があるのです。

消費者のメリット

企業のエシカル消費についてご紹介しましたが、消費者がエシカル消費を行うことも同じく重要です。

消費者がエシカル消費を行うメリットを以下にまとめました。

  • 持続可能な社会実現への貢献
  • 原材料や生産工程の安心感

持続可能な社会実現への貢献

消費者がエシカル消費を心掛けることで、未来の地球を守ることに直結します。

エシカル消費が関連しているSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」では、持続可能な社会の実現に向け、限りある資源を大切にするよう呼びかけています。

エシカル消費を通し、日常の些細な消費活動を見直すことが社会貢献につながります。

★ SDGsについて詳しく知りたい方はこちら!

原材料や生産工程の安心感

エシカル消費を意識した企業の製品を選択することで、消費者自身が安心して購入することができます。

自分が購入した製品が、生産の過程で誰かに悪影響を与えているとしたら、と考えたことはあるでしょうか。

農薬を用いた栽培は、農家に健康被害を及ぼすことがあります。

無農薬栽培の食品を選ぶなど、エシカル消費を行うことは、自分の消費活動で誰かを傷つけない安心感につながります。

エシカル消費の具体例

次に、エシカル消費の具体例をご紹介します。

  • フェアトレード商品の購入
  • 障がい者支援につながる商品の選択
  • 地産地消の推進
  • エコバッグ・マイボトルの使用

フェアトレード商品の購入

食料品などについて言えば、日本は食料自給率が低く、食材はほとんどが海外からの輸入に頼っています。

そして、その中には発展途上国で安い賃金で大量生産を強いられた環境で生産された食料品も含まれています。

こうした発展途上国での低賃金での大量生産行動は、紛れもなく発展途上国の人々の貧困につながる原因のひとつです。

そうしたものを一般消費者が購入することは、それらの低賃金労働者の生活を黙認することに繋がり、このような消費行動を続けることは、発展途上国が抱える問題を放置する「持続不可能」な消費行動であるとも表現できます。

こうしたときに、人や社会、環境に配慮された、いわゆる「フェアトレード」の商品を購入することなどは、エシカル消費の代表的な事例であるといえるでしょう。

障がい者支援につながる商品の選択

法改正が行われた今も、障がい者の雇用機会はまだまだ少なく、非正規雇用が多い上に低賃金であることが問題視されています。

そこで、「就労支援商品」の購入が問題解決の力になるのです。

「就労支援商品」とは、障がい者が主体となり生産に関わっている商品をのことを言います。

具体的には、素材にこだわったお菓子や手作りのアクセサリーなどがあります。

このような商品を積極的に選択することで、障がい者などの雇用機会の創出につながり、より良い社会の実現に近づくことができるでしょう。

地産地消の推進

地産地消とは、地元で作られた製品を購入することです。

地産地消によって、地元で循環するお金が増え、地域経済の活性化につながります。

また、その地域で商品の需要が高まると、生産や加工に人手が必要となるため、新たな雇用が生まれます。

地球規模で考えると、同じ地域内で生産されたものが消費されることは、モノの移動距離が短くなることで、通常かかる輸送や保冷分のエネルギー量が減り、温室効果ガスの削減が期待できます。

温室効果ガスは地球温暖化の要因の1つとされ、地産地消は地球環境にもやさしいエシカルな消費行動と言えるでしょう。

エコバッグ・マイボトルの使用

エシカル消費の中で、比較的実践しやすいものがエコバッグ・マイボトルなどの使用です。

最近ではレジ袋の有料化が進み、エコバッグを活用する方も増えたのではないでしょうか。

レジ袋は軽くて丈夫で使い捨てができるため便利なアイテムですが、廃棄されたレジ袋などのプラスチックごみは最終的に海に流出し、環境を汚染します。

このことはペットボトルやプラスチックカップにも同じことが言えます。

このような環境汚染を防ぐことで、持続可能な社会の実現につながるのです。

企業が把握するべき「エシカル消費需要」

ここまでは消費者向けにエシカル消費の意味と具体例をご紹介しましたが、ここからは企業目線でエシカル消費の需要について触れていきます。

エシカル消費は敷居が高い?

一般的に、フェアトレード商品や、いわゆる「環境に配慮した商品」というカテゴリの商品は、消費者から見ると「敷居が高い」という印象があります。

フェアトレード以外にも、オーガニック食材などについても同様の図式が成り立つ場面があります。

かつては日本のみならず、どの国の消費者でも、やはり消費者にとっては安い商品が正義であり、いわゆる「エシカル消費」というのは、「生活に余裕のある富裕層がやるもの」というような認識が、強くありました。

そして企業側にとってもそれは同様であり、「消費者は結局安いものを選ぶ」という認識が、一部企業にはあったのです。

しかしながら、今日では、環境問題や持続可能性について子どもの頃から教えられ、自ら考える世代が多くなってきたことやインターネットやSNSを通じて海外でのエシカル消費に関する状況が非常に分かりやすくなりました。

より、分かりやすく伝えられるようになったことで、エシカル消費への消費者の心理的ハードルは非常に低くなったのです。

エシカル消費は需要がある?

近年、企業の社会的責任が問われるシーンは増えており、CSR活動に力を入れる企業も多くなりました。

また、環境や社会に配慮した活動を評価判断とするESG投資も普及しつつあり、サステナブルでない生産や販売方法を採用している企業は投資対象から外れてしまうなど、今後エシカル消費は事業成長にとって欠かせない視点となるでしょう。

「価格が相対的に高かったとしても、自分の納得した商品を購入する」という消費者も増えてきており、この傾向については、商品やサービスを提供する企業側が見落としてはいけないものであることは間違いありません。

「エシカルであっても、高いものであれば消費者は買わない」という決めつけは、現代の消費者には必ずしも当てはまらないのです。

企業の取り組み事例

最後に、企業が行っているエシカル消費に関する取り組みをご紹介します。

株式会社セブン-イレブン・ジャパン

セブン-イレブンは、「持続可能性」の視点を重要視しており、セブン&アイ・ホールディングスが掲げる「5つの重点課題」「Green Challenge 2050」に基づき、活動しています。

取り組みの代表例として、消費期限が近い商品購入時のポイント付与が挙げられます。

消費期限が近い商品にシールが貼られており、その商品を電子マネーnanacoで購入すると、商品価格の5%分のポイントが付与されます。

他にも、オリジナルデイリー商品の鮮度を保つ技術の向上、太陽光パネル・照明のLED化など省エネ設備導入の推進、ペットボトル回収機の設置、リサイクル可能なPET容器の開発などの取組みを進めています。

食品ロス削減のためエシカルプロジェクトを推進しています!|セブン-イレブン

キリンホールディングス株式会社

キリンホールディングスは、社会課題解決に向けお客様や社会と共有できる価値の創造を目的とした経営方針を掲げています。

具体的な取り組みとして、環境に配慮したパッケージの導入を進めています。

2020年には、国内すべての酒類・清涼飲料でFSC®認証の紙容器の使用比率100%を達成しました。

また、再生PET樹脂100%のペットボトル「R100ペットボトル」の導入を拡大しています。

「TOKYOエシカル」に参画|2022年|キリンホールディングス

森永製菓株式会社

森永製菓では、2008年から「1チョコfor1スマイル」というプロジェクトを続けています。

「1チョコfor1スマイル」は、経済的自立が難しいとされている赤道付近の国々の子どもたちを支援する活動です。

森永チョコレートなど1個につき1円をカカオ生産国へ寄付し、農業改善の手助けをします。

農業環境が整うことで、カカオ生産の手伝いで学校へ行けなかった子どもたちが学校へ行けるようになり、児童労働問題の解決につながっています。

1チョコfor1スマイル-あなたが食べると、もう一人が嬉しい-|森永製菓株式会社

まとめ

現代の世界には、環境問題や資源、エネルギー問題などのような、様々な問題があります。

これまで、海外の情報が手軽に手に入らなかった時代や、その時代を生きた世代にとっては、「環境に配慮した商品なんて買っていられない」という意見もあったでしょう。

それは、当時の社会情勢的にもやむを得ないものであったかもしれません。

しかしながら現代では、情報はリアルタイムに地球全土に行き渡り、手元のスマートフォンで、あらゆる情報を入手できる消費者がほとんどです。

企業や事業者も、こうした「消費者の変化」にいち早く気づき、企業として、商品やサービスの提供者として、エシカル消費を志す消費者に対して今後どのように事業を展開していくかということを真剣に考えなければならない時代になったといえるでしょう。

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