新規事業に向いている人とは?特徴と併せて解説!

新規事業を始める上で、失敗しない人材選びをしたい、0から1を生み出す新規事業のプロセスを知りたいと悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。

新規事業を行うのに、向いている人材の見つけ方が分からないという方も少なくないと思います。

そこで、今回この記事では、新規事業の概要と新規事業を立ち上げるに当たって必要な人材の特徴、必要なスキルをご紹介していきます。

新規事業とは

新規事業は、既存事業とは異なり、イチから顧客を集め、実績を積み上げていく必要があります。

そのため、チャレンジ精神やスピーディーな行動力、ロジカルシンキングができる人材が求められます。

加えて、新規事業を行うチームを組む際に、リーダーシップを取ることができる人材を取り入れることで、チーム内の情報共有が滞ることなく、リスクを最小限にして、新規事業を行うことが可能になります。

難しそうと感じる方も少なくないと思いますが、新規事業を立ち上げることで、今まで参入していなかった事業に参入することができ、企業の幅を広げることができます。

新規事業立ち上げに必要な人材の特徴

ここからは、新規事業を立ち上げるにあたって、必要となる人材の特徴をご紹介していきます。

新規事業に向いている人の特徴として、

  • 新しいこと、変化などへ取り組む勇気や姿勢
  • 問題を発見し、ヒントに繋げる力
  • 実行に移せる力
  • 新規事業を進める上でグレーゾーン(曖昧)を恐れない

の4つが挙げられます。

① 新しいこと、変化などへ取り組む勇気や姿勢

会社員などの場合は、新しいことを取り入れたり、環境を変化したりすることを嫌う人が多い傾向にあります。

しかしながら、新規事業において、新しいことに目を向け、変化を起こすことができる人材でなければいけません。

具体的にいうと、自らのキャリアも含めて、業務に対して高い目標を持っている、今の業務の進め方に、疑問を持って改善点を模索することが出来る人材をいいます。

② 問題を発見し、ヒントにつなげる力

問題点や疑問点、不安や不便な点などを発見し、解決するために必要なヒントへつなげる力が必要になります。

改善するためには、どうしたら良いのか、などのヒントとなるなるものを得ようとすることが重要です。

新規事業は、0から物事を構築していくため、一度事業を行った上で、問題点や改善すべき点はないかを精査し、明確になった問題点や改善点を解決する糸口を見つけることは、新規事業成功への近道となります。

③ 実行に移せる力

実行に移せる力は、新規事業の立ち上げの成功に、最も重要で欠かせない力となります。

データをもとにした、意思決定によって「実際に行動に移せる力」があるかどうかが大切なポイントです。

実行に移せなくては、せっかく取り組む勇気や姿勢、ヒントに繋げる力を持っていたとしても、新たなものを作り出すことはできません。

④ 新規事業を進めていく上でグレーゾーン(曖昧)を恐れない

新規事業を成功させるためには、様々な「新しいこと」や「未知のこと」に触れることが多くなると同時に、曖昧(グレーゾーン)に、ぶつかることも数多くあるのです。

曖昧(グレーゾーン)にぶつかることによって、新規事業をどのように、進めていけば良いのか、分からなくなってしまうこともあります。

そのため、グレーゾーンといわれる、曖昧さに対して、怖がることなく行動に移すことができるという点も、新規事業を行う上で大切なポイントです。

新規事業開発に必要なスキル

ここまで、新規事業を立ち上げるにあたって、必要な人材の特徴を見てきました。

ここからは、新規事業開発に必要なスキルをご紹介します。

必要なスキルとして、

①情報収集能力

②プレゼンテーション能力

③人材を確保する力

④事業企画力

⑤プロセスを組み立てる力

の5つが挙げられます。

① 情報収集能力

新規事業で必要な情報は、最新かつ生の情報であることです。

そのため、インターネットなどで収集した情報は有益ということはできません。

新規事業で取り扱う情報は、機密性が高い傾向にあるので、自ら情報を集めるために行動する力が必要になります。

② プレゼンテーション能力

プレゼンテーション能力も、新規事業において、必要なスキルになります。

新規事業は、社内の関係部署だけでなく、取引先や関連会社、見込み顧客など様々な相手に、プレゼンテーションを行なっていきます。

説明する相手に合わせ、言葉の言い回しを変えたり、資料を作成していく必要があります。

③ 人材を確保する力

新規事業を立ち上げるためには、様々な能力を持つ人材を集めることが重要になります。

多くの社内部署や関連会社から、パートナーを確保してチームを作っていきます。

多くの社内部署や関連会社から、パートナーを確保する上で、一つ問題点があり、必ずしも全ての人材が、協力的であったり、積極的ではないということです。

そのため、複数のパートナーを、一つにまとめて確保する、リーダーシップスキルのある人材が求められます。

④ 事業企画力

新規事業には、事業の企画力も必要になっていきます。

新規事業を立ち上げる目的や事業が成功したことで、どのような影響があるのかなどを、具体的に考えることができます。

加えて、企画したプロジェクトを自身の言葉で、説明できるスキルも、重要になっていきます。

⑤プロセスを組み立てる力

新規事業において、成功させることが、最初の目的です。

その目的に向けて、プロセスの組み立てが大切になります。

具体的には、新規事業のビジョンの鮮明化、ターゲット層や需要と供給のバランス調査、それらを達成するために必要な環境づくりなどを、挙げることができます。

行動の計画やプロセスを組み立てる力も重要になっていきます。

成功率を高める、プロセスを知りたい方は、こちらから

新規事業に経験は必要?

新規事業は、何もない状態から新しいサービスやコンテンツを、生み出す作業であるため、過去に新規事業の立ち上げに関わった人の経験は、重要であるといえます。

しかしながら、新規事業に関わった経験がない人も、総合的にスタートアップや起業に携わった経験などは、新規事業の立ち上げにおいても活かされる経験となります。

各分野の専門的スキルや経験を持っている社員は、仕事に対して強いプライドを持ってる傾向にあるため、専門用語、スキルの理解度に、メンバー間で差が生じてしまい、連携が上手く取れなくなってしまうケースもあります。

連携が取れなくなると、前に進むことができないチームになってしまうため、新規事業では、専門的な知識のある社員だけでなく、スタートアップ企業に総合的に関わったことのある社員の経験も必要になるといえるのです。

スタートアップについての記事はこちら

新規事業立ち上げの魅力とは

新規事業の魅力は、スキルアップや経験を積むなどの点で、社員の育成につなげることができるということです。

一人で、できる仕事や一つの部署でできる業務には、限りが存在しますが、新規事業は、様々な部署で協力して事業を進めることが、大きなポイントです。

加えて、新規事業は決まったルールも習慣もない、ゼロの状態から何かを作り出すという、難しさと楽しさがあります。

もちろん、社内外から反対されたり、批判されたりするケースや、自身で進めたことが失敗に終わることもありますが、新規事業に総合的に携わった社員の経験は、決して無駄になることはありません。

新規事業に携わることによって、失敗しても次につなげる力や協調性を養うことができるのです。

新規事業に向いている思考の育て方

新規事業に向いている思考の育て方として

  • 「新規事業に取り組む」
  • 「起業家と繋がる」

という方法が、挙げられます。

「新規事業に取り組むこと」と「起業家と繋がること」は、一見関係のないことのように思うかもしれませんが、新規事業に取り組むと、自ずと起業家と関わりを持つことが増えていきます。

起業家と、直接コミュニケーションを取ることが可能になり、直接コミュニケーションを取れることで、多くの起業家の価値観や思考に触れることが可能になります。

起業家とコミュニケーションを取ることは、簡単ではありませんが、新規事業の成功に対して一番の近道といえます。

起業家と繋がる方法として、コミュニティやイベントがあげられます。

イベントやコミュニティの具体例として、

①スタートアップセミナー

② ピッチコンテスト

③アントプレナ- コミュニティ

④イントプレナ―コミュニティ

の4つがあげられます。

①スタートアップセミナー

具体的なテーマを通して、課題探求心を伸ばすことを目的としたセミナーです。

「調査・情報収集」「討論・議論」「口頭発表」などの基本的な事柄を学ぶことができます。

②ピッチコンテスト

ピッチコンテストとは、投資家などに対し、スタートアップの起業家が自社のサービスや商品をプレゼンテーションする場のことをいいます。

ベンチャー企業を支援する企業や投資会社が、起業家個人やスタートアップ企業に対して、プレゼンテーションができる場を提供する取り組みのことを指します。

③アントレプレナーコミュニティ

アントレプレナーとは、企業に属せず会社を起業する人のことをいいます。

アントレプレナーコミュニティとは、起業家が参加する団体のことを指します。

アントレプレナーコミュニティに参加することで、起業に対する有益な情報を得ることができ、人脈を広げることができるなど、メリットが多くあります。

しかしながら、個人的なコンサルを受け取れるというわけではなかったり、情報を得たことに満足してしまい、行動しなくなる可能性が高まってしまうことが、デメリットとして挙げられます。

④イントレプレナーコミュニティ

イントレプレナーとは、社内に留まり、勤務しながら起業する人のことをいいます。

イントレプレナーコミュニティとは、アントレプレナーコミュニティと同様に、起業家が集まる団体のことをいいます。

イントレプレナーコミュニティに参加することで、会社に所属しながら起業する方とコミュニケーションを取ることができ、お互いモチベーションを保つことができます。

まとめ

ここまで、新規事業に必要な人材の要件や魅力を見てきました。

新規事業をこれからやろうとしている人や、今後新規事業を立ち上げるにあたって、必要な人材を見つけ出したいという企業も多くあると思います。

新規事業を行うときに、必要なのはどんな人材なのかを、見極めて新規事業に取り組んでみてはいかかでしょうか。

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